「大島三代、結城は末代」 着物は実にエコです
「これなら、お子さん、お孫さんにも残すことができます」
なんて言われるくらい、着物は長持ちする。
ただ、体形が変われば、当然、仕立て直しをしなければならない。しかし、体形といっても、身長が変わらなければ着ることは可能である。
下の写真はタンスの中に眠っていた40年前の藍染の木綿の長着である。
この40年で、僕は体重が20キロ、ウェストも20センチほど大きくなってしまったが、充分に着用可能である。
長着の中は長襦袢ではなく、これも20年近く前の浴衣である。家で寛いだり、ちょっと近所に行ったりするのに、実に重宝している。
結城紬や大島紬でなくても、着物ほど長く使える衣服はないだろう。
もし、これが洋服であったなら、到底着ることはできないのではないか。サイズもそうだが、デザイン的にも古めかしくなっていると思う。
着物ってのは、実にエコである。